サイドチェーン(ダッキング)をかける3つの方法
DTMをやってる人なら「サイドチェーン」について知ってる方が多いと思います。
一応説明しておくと、
例えば、キックとベースが同時に鳴っているとしたとき、
ベースの音がキックの音をかわすようにボリュームが下がり、
「ウーワッ、ウーワッ、」となるやつです。
わかりやすい参考になるものを見つけました!
この参考楽曲では、1分2秒のところから入るベースにサイドチェーンがかけられています。
サイドチェーンはもともとはラジオ放送などで、BGMが鳴っている最中、アナウンサーの声がリスナーに聞き取りやすくするためのモノ。
それから、サイドチェーンのことを「ダッキンング」とも呼ばれています。
それはボクシングで相手のパンチを身をかがめてかわすことを「ダッキング」といって、それと同じ意味になります。
ほんとうだったら「ダッキング」という言葉を使ったほうが意味的に自然なのですが、「サイドチェーン」といった方が話が通じるのでこちらを使います。
サイドチェーンをする目的
サイドチェーンをする目的はとしては大きく2つに別れます。
・1つ目はミキシングで音圧を稼ぐため。
・2つ目は、 EDMなどのダンスミュージックでサイドチェーンの効果をはっきりと聞かせる、音楽的表現のため。
この2つが考えられます。
いろいろな方法
1、キックの音をトリガーとさせる方法。
これは、基本的に前の項目の1番目、『ミキシングで音圧を稼ぐため』のときに使っています。
生演奏したもの、クォンタイズをかけていないもの、などに適しています。
2、キックの音とは別のものをトリガーとさせる方法。
ぼくがダンスミュージックを作るときはこの方法を使います。
こっちのほうがコントロールしやすいです。
3、専用のプラグインを使う方法。
トリガーで発動させるのではなく、LFOのように周期的に発動させる、サイドチェーン専用のプラグインを使う方法です。
『Nicky Romero – Kickstart』などがあります。15ドルでお手頃です。
新たなプラグインGET
Nicky Romeroの「Kickstart」
面倒だった設定いらずで、掛けたいトラックにインサートするだけでサイドチェインが表現できる優れモノ。お値段僅か15ドル。
お手頃且つ即戦力になります pic.twitter.com/sDFy8VCNS7— GAK【ZAMB】 (@GAK0116) December 22, 2015
もう少し細かくやりたいときは、『VolumeShaper』がおすすめです。
最後に
ベース以外にもいろんな楽器にかけてみると面白いと思います。
ボーカルなどにもサイドチェーンをかける場合もあります。
ヴォーカルにうねりが出て、いろいろ遊んでみると楽しいです!!
今回はサイドチェーンの色々なやり方の紹介だけでしたが、
次はそれぞれのやり方について詳しく書いていこうと思います!!