DTM・トラックメイカーのブログ

「SERUM」で「ほわほわ」した音を作る!

2020/02/07
 
serumの画面の写真
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こんにちは、杉本卓哉です。

  

Future Bassとかでよく聞く、「ほわほわ」した音

あの不思議な感じは『LFO』を使って作ります。 

 

下の参考動画では1分4秒からのドロップ(サビ)で使われています。

『LFO』はよくわからないので使ってこなかった、って人も多いと思うのでこれを期に使ってみてください!

 

今回は『SERUM』で作っていきます。

 

『MASSIVE』でも良いのですが、視覚的にわかりやすい『SERUM』が個人的には好みです。

 

パラメータがアニメーションしてわかりやすくていいですよね!

 

動画を作ったのでまずはこちらを見てみてください。

 

波形の設定 

今回はデフォルト(ノコギリ波)の波形を使用します。

動画ではデフォルトの波形のままなので特別な操作はしていません。

 

『ユニゾン』する数を決める 

今回は聞いた感じ10本かさねると好みの感じになりました。

 

多すぎるとうるさくなるし、メモリの消費も激しくなるので、丁度いいところを見つけていきます。

 

デチューンの設定

ここの値を変えていくことでピッチをずらすことができます。

 

値を増やしていくと音に広がりを持たせることができます。

 

でも、ずらしすぎると音程が外れすぎて気持ち悪い感じになってしまうので、

丁度いいポイント探してみてください。

  

ぼくの場合は、音程が狂って気持ち悪く聞こえる手前を狙うことが多いです。

  

色々実験してみる

動画では『BLEND』の値を変えています。

元となるオシレータとデチューンでずれたオシレータを混ぜる割合をここで決めます。

ぼくの場合はとくに決まりはなく、聴いた印象で決めています。

 

それから、少しだけ『ENV(エンヴェロープ)』の『RELEASE(リリースタイム)』を増やしています。

リリースタイムが短すぎると「プツッ」とノイズになることがあるからです。

 

『LFO』をオシレーターの『LEVEL(音量)』にアサインする

オシレーターの音量に『LFO』をアサインすることで『ほわほわ』を作っていきます。

 

つぎに、どれだけ振れさせるか(振幅)は『LEVEL』のつまみの左上の小さいつまみをつかんで調整していきます。

 

他の楽器と混ぜて聴いてみたり、全体のバランスをみながら調整していくと丁度いいところが見つかると思います。

 

『LFO』の周期を設定する

さっきアサインした LFO の『RATE(周期)』を設定します。

 

このフレーズだと『1/8』が丁度良かったです。

 

『LFO』の『頂点』の位置をずらしてみる

ここからは好みの問題ですが、頂点の位置でノリが変わってくるので、全体と合わせて聴きながら、好みの場所を探してみてください。

 

『カーブ』を変えることでスピード感をコントロールすることができます。
色々実験してみることをオススメします。

 

『フィルター』も使ってみる。

フィルターを使うことでさらに情報量を増やしていきましょう。

 

ここでは、『ローパスフィルター』を使います。

 

フィルターを使うことで他のリード楽器などとかぶる音域を避けるという狙いもあります。

 

ここでも、先ほど使った『LFO』を『CUTOFF』にアサインして、その振幅の量を決めていきます。

 

全体を聴きながら微調整をしていき、

 

はい、できあがり

 

まとめ

音色をゼロから作るのではなくても、プリセットを選んで自分好みに加工して使えるようになるので、構造を知っておくのは武器になると思います。

 

ぜひ、作曲に活かしてみてください!

 

それでは!

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