テルミンが発明されてから100年『電子楽器100年展』行っていきました。
どうも、杉本です。
今回は、国立博物館で公開されている特別展『電子楽器100年展』を見に行ってきました!
レフ・テルミンが1920年に『テルミン』発明してから100年だそうです。
シンセのことは多少知っているのですが、電子音楽に携わってきた人物についてそれほど詳しいわけではなかったので、レフ・テルミン、冨田 勲、梯 郁太郎について知る良い機会になりました。
個人的に興味深かったのは、
冨田 勲が、アルバム『惑星』ジュピターの中で『リズミカ』という1970年に株式会社三協精機製作所(現:日本電産サンキョーオルゴール 株式会社)が発売したカード式電動オルゴールを使っており、そのリズミカの展示がありました。
ジュピターの有名なメロディーがオルゴールではハ長調に移調されていたそうですが、それは『リズミカの音域の制約からであったとうかがえる』というエピソードも語られていました。
なるほどなーそいうバックグラウンドがあっての移調なのねと。
パンチ式オルゴールについては、ぼくも動画を作っていたりするので、こんなところで共通点が発見できるとは!と、ちょっと嬉しかったです。
冨田勲もパチパチとシートに穴開けてたんだなぁと(笑)
こういった豆知識を知って音楽を聴くのも面白いですね!
以前にオルゴール に関する記事も書いています。
そして次に、梯郁太郎に関する展示では、
銃の形をしている製品の展示がありました。
なんで銃?と思って展示解説文を読んでみると
1960年代中期にエース電子工業から発売した『TUNING GUN』という製品だそうです。
当時はギター専用のチューナーは無く音叉でチューニングしていました。
『TUNING GUN』はギターアンプに繋ぐと「ピヨーン」と鳴るピストル型音叉だったようです。当時の価格は1300円。
でもこの製品は失敗だったそうで、もし成功していたらリボルバー拳銃を使った6音が出るチューニングガンも考えていたそうです。
梯 郁太郎は意外とガンマニアだったのかな?
6音も出て、どうやって使うんだよ!ってツッコミを入れそうになりましたが、ギターの1〜6弦の音に対応した音程が出れば確かに音叉として便利かもと納得。
電子楽器セミナーなども開催しているようです。
事前にオンラインで申し込もうとしましたが、すでに定員が埋まり締め切られていました。残念。
だいたい目的のものが見終わった後、これだけではもったいないかなと思い常設展も軽く見るつもりで行ってきました。
ですが、国立科学博物館を舐めていました。
ペロンペロンでした。
めちゃくちゃ広くて大きくて半日では全て見ることができない規模でした。
日本人のルーツについての展示や日本の動植物から地質学まで、さらに科学や産業発展の歴史についてなど、めちゃめちゃ幅広い分野で、それぞれの展示が細かく解説もされていて楽しかったです!
丸一日以上かけないと全ては見れないかもしれない。
もっと見ていきたかったけど、全部見れそうになかったので渋々途中で帰ることにしました。
国立科学博物館の近くに国立西洋美術館などもあり上野のあのエリアはやばいですね!
近いうちにまた見に行こうと思います。
『電子楽器100年展』
(掲載元:公益財団法人
開催場所:国立科学科博物館(東京・上野公園)
開催期間:2019年12月3日(火)〜12月15日(日)
料金:博物館の常設展示入館料のみ。
一般・大学生:630円(団体:510円) 高校生以下および65歳以上:無料
詳細はこちらです。http://www.kakehashi-foundation.jp/activity/concert/20191203/
かけはし芸術文化振興財団)